麻疹(はしか)マニュアル

 

麻疹の症状

麻疹は一般に風邪の症状に似ていると言われます。ですが、これは初期症状に関してのことで症状が進むにつれて、明らかに違いが出てくるんですよ。「はしか」のおもな症状はこのほか、全身の倦怠感や口の中のはげしい痛み、下痢なども特徴です。

必ず発熱する

 

麻疹の症状としてまず、38℃前後の発熱が挙げられます。場合にとっては39℃にまで上がることもあります。発熱は3〜4日ほど続きます。そのあと熱は1℃くらい下がりかけますが、半日あるいは1日ほどでまた上がり始めます。また熱が上がり始める前に頬(ほお)の裏側に白い小さな斑点がたくさん見られるようになります。これは「コプリック斑」とよばれるもので、粉チーズをふりかけたように見えます。この頃から口の中の痛みは増していき、熱のせいもあってものを食べられなくなります。この「コプリック斑」は麻疹特有の症状とされていて、二峰性(にほうせい)発熱といわれる二度目の発熱が起こるサインとも言えるでしょう。また、二峰性発熱は39〜40℃になり、一度目の発熱よりも高くなることが多いですね。この高熱が4〜5日続きますが、これを乗り切り、順調に経過すれば次第に熱も下がっていきます。

空咳が出る

 

麻疹が初期のうちは、はげしい咳も特徴の一つといえます。最初はあまり痰(たん)もからみませんが、とにかくかなり強くでます。なので、ノドも痛くなってきます。そうこうしているうちに痰がからんでくる場合が多いでしょう。「はしか」の全体の症状が治まったあとも咳が2〜3日続きます。特に夜は気圧の変化などで咳が続き、呼吸をするのも大変で眠れないこともあるでしょう。そういうときは部屋の加湿を心がけてくださいね。とくに小さな子供は強い咳とともにもどしてしまい、吐いたものがノドに詰まってしまうことも考えられます。その予防策として顔の横にタオルなどを置き、横向きに寝かせるといいですよ。ちなみに、咳の症状はみんながみんな強く出るとは限りません。

鼻水も大放出

「はしか」にかかってすぐの頃から二度目の発熱が治まる頃まで鼻水の症状は続きます。鼻水だけでなく、ほかの症状もそうですが、体中にたくさんの発疹が出ているときが一番重症になります。このとき大量の鼻水が出ますが、くれぐれも鼻のかみすぎには気をつけましょう。鼻のまわりの皮膚を傷めてしまいます…。たかが鼻水と思うかもしれませんが、長引くと結構つらいものがあります。

大量の「目やに」

麻疹になると目にも異常があらわれます。目が真っ赤に充血し、黄色や黄緑色がかった「目やに」が出る結膜炎の症状が何日間か続きます。ふつうの光がまぶしく感じ、涙が出ることもあります。「目やに」などの症状は咳が出始めた次の日くらいから発症すると言われています。また、目の症状に関してはかゆみが伴う場合と伴わない場合が考えられます。

かゆみを伴う発疹

 

最初の発熱、咳、鼻水などのカタル症状を経て、二度目の熱が上がり始めてから顔や耳のうしろ、首に2〜3mmくらいの少しぷっくりと盛り上がった赤い発疹があらわれます。この発疹は紅斑(こうはん)と言われるもので、しだいに胸や腕などにも広がっていき、しまいには背中やお腹、足…というふうに全身に広がります。このときには隣り合った発疹同士がくっついて大きくなり、大小さまざまな発疹ができるようになるため、皮膚がまだらになります。 発疹が広がっていくたび、色も濃くなっていきます。発疹はあまり強くはないものの、かゆみを伴うこともあるので、無意識のうちにかきむしってしまわないように注意しましょう。そうして3日ほど経つと、発疹の色も暗褐色に変わり、徐々に色素沈着(シミのこと)していきます。この色素沈着は、たいてい1〜2週間で消えてしまいます。

子供の発熱の原因

人間には細菌やウイルスから体を守るために働く免疫が存在しますが、赤ちゃんはこの免疫がまだ発達していない状態です。

そのため、生まれる前からお母さんを通じて抗体を受け取ることになります。

この抗体は免疫が成長するまで赤ちゃんの身体を守ってくれ、その後は免疫が徐々に成長し、ウイルスなどと戦う過程で強くなっていきます。

急な発熱は身体の防衛反応によるもので、免疫を成長させてくれます。

免疫が徐々に成長するのが生後半年以降と言われていて、それより手前の段階で高熱を出すとかなり注意が必要です。


引用:http://sclbaby.jp/chumoku/fever.html