麻疹(はしか)マニュアル

 

麻疹の検査

「はしか」の抗体検査は、検査といっても麻疹が発症しているかどうかの検査ではなく、麻疹に対する免疫を持っているかを調べます。ただ検査の結果、免疫があってもその効力が弱まっていれば、発症してしまうこともあります。また、麻疹以外にも、抗体検査が必要な病気があります。

麻疹の抗体検査

 

最近「はしか」が流行っているため、自分も検査してもらおうと思っている人のなかには、抗体検査って一体何をするの?!と不安になっている人もいるでしょう。麻疹の抗体検査というのは、何も苦痛を伴うような難しい検査をするわけではありません。普通の血液検査だけです。なので、採血をしてくれる診療科であれば、どこでも構わないとは思いますが、ふつうは内科もしくは小児科でしょうね。もし、かかりつけの診療所や病院があればそこで大丈夫ですよ。「はしか」の抗体検査にかかる費用は2000〜7000円と、病院によってマチマチです。検査そのものは血液検査だけなので、すぐに終わりますが、検査結果が出るまでには2週間くらいかかります。次の項目では、検査結果について少し詳しく説明します。

麻疹の検査結果

ここで、「はしか」の検査結果の見方を紹介しましょう。この検査結果に従って、ワクチンを接種したほうがいい人は病院に行ってください。ワクチンに関しては、【麻疹の予防接種】のページで説明しています。

陰性(2.0未満)

麻疹のワクチンを接種する必要があります。

疑陽性(2.0以上4.0未満)

近いうちに必ずこの数値は自然に減少していきます。この検査結果の場合も、ワクチンの接種が必要になります。

陽性のうち10.0未満

陽性であっても急激ではないにしろ、この数値なら自然に減少していきます。「麻疹ワクチン」を受けておくことをおすすめします。

陽性で10.0以上

麻疹に対する免疫は十分についていると言えます。ワクチンの接種なども必要ありません。

一度麻疹にかかっていれば安心?

 

いろんな年齢層のみなさんがこのサイトを読んでくれていると思いますが、みなさんは小さい頃「はしか」にかかったことがあるでしょうか?ちなみに私は3歳か4歳のときにかかり、そのときの苦しさも何となくですが覚えています。麻疹は一度かかってしまえば免疫ができるので、二度とかからない病気とされています。インターネット上の情報などを見ていると、免疫が年々弱くなってくると…みたいなことが書かれていることもありますね。けれど、これは麻疹にかかる前に予防としてワクチンを接種して体内に免疫をつくった場合の話です。ワクチン接種を受けているのに、麻疹になってしまう可能性があります。というわけで、実際にかかったことのある人は安心してもいいでしょう。ただ、麻疹をやっているかどうかよく分からない人は親に聞くか、母子手帳を見るか、もしくは手っ取り早く抗体検査を受けて確認しましょう。

麻疹以外に抗体検査が必要な病気

せっかく抗体検査を受けるのであれば、「はしか」だけでなく、あやしいもの全部まとめてやっておくのもいいでしょう。ただし、検査料も結構ばかにならないので、お金に余裕があれば…ですが。麻疹のほかにも、抗体検査の必要な病気があります。その中の代表的なものを紹介します。いずれも15歳以上でかかると症状が重くなると言われています。

風疹

麻疹を二度やったような気がすると思っている人も、もしかしたらいるかもしれませんね。そのうちの一回は風疹でしょう。風疹は「風疹ウイルス」にかんせんすることで発症する病気で、4〜10歳の子供に多く見られます。数年おきに流行し、くしゃみや咳などからうつります。風疹の症状は麻疹と似ているため「三日ばしか」とも呼ばれ、その名のとおり症状も3日ほどで治まるのが特徴です。

「おたふく風邪」

「おたふく風邪」は正式名称を流行性耳下腺炎といいます。ムンプスウイルスというものにかんせんすることで発症します。3〜10歳の子供に多く見られます。「おたふく風邪」の症状には耳下腺部(耳の下、頬の後ろ側、あごの下)の腫れと痛み、発熱などが挙げられます。両側がはれる場合もあれば片側しかはれない場合もあります。痛みや発熱の度合いは、人それぞれ異なります。一般的に1週間〜10日で症状は治まります。

水疱瘡(みずぼうそう)

水疱瘡は「水痘ウイルス」にかんせんすることで発症します。3〜7歳の子供に多く見られます。赤い米粒大の発疹が出て、それがしだいに一粒ごとの水疱になり、強いかゆみを伴うのが特徴です。水疱瘡にかかると半数が発熱し、発疹も発熱とほとんど同時に出てきます。発疹の出始めはおなかやおしり、髪の生えぎわあたりに出ることが多いね。1週間くらいで完治します。