麻疹(はしか)マニュアル

 

麻疹Q&A

どんな病気でも医師から話を聞いたり、自分で情報収集して症状や対処法などを分かっているつもりでもいざとなると慌ててしまうものです。麻疹も同じことが言えます。ここでは、麻疹についてみなさんが疑問に思っていることなどを取り上げていきたいと思います。少しでも参考になれば幸いです。

Q1. 妊娠中、麻疹にかかったら?

  妊娠中に麻疹にかかると赤ちゃんが流れたり、早産を起こす可能性があります。そのため女性は妊娠前に麻疹のワクチン接種をしておいてください。すでに妊娠している場合はワクチン接種を受けることができません。まわりで「はしか」が流行したときは、できるだけ外出を控えて、発症している人に近づかないようにすることが大切です。妊娠中の人でもし、これって麻疹かも?!と思うようなことがあれば急いで産婦人科に相談しましょう。

Q2. 麻疹になったら、学校や会社はどれくらい休む?

  学校保健法では麻疹にかかったら、熱が下がってから3日を過ぎるまでは、出席停止となります。保育園や幼稚園から専門学校、大学まで同じ措置がとられます。社会人の場合も同様です。そのほか、まわりへうつる期間は、症状が出る1日前から、熱が下がったあと3日くらいまでとされています。基本的には学校医や産業医の指示に従いましょう。このほか、各学校や会社独自で少し多めに休むように定めているところもあるかと思います。

Q3. 最近の麻疹の発生状況は?

  今年もまた麻疹が流行っているようですが、例年、春から初夏に本格的な流行シーズンを迎えます。というわけで2〜3月は全体的に見ても増加傾向にあります。2008年2月以降は、東京都だけでも毎週50件以上の麻疹患者が報告されました。年齢別では15〜19歳と20〜24歳の患者が一番多いという結果が出ています。「はしか」にかかった患者の50%以上が20歳以上ということです。このことからも「はしか」が今や、小さな子供だけがかかる病気ではないことがわかりますね。まだ、流行シーズンは続いているので、これからも増える可能性があると考えられます。

Q4. 麻疹の人に接したら、どうする?

  何度も紹介しているように麻疹のかんせん力はとても強いものです。なので、免疫のない人が麻疹にかかっている人に接してしまうと確実にうつると言って間違いないでしょう。ですが、潜伏期間内に適切な処置をすれば発症を防ぐことができます。接触してから72時間以内にワクチン接種するか、または6日以内に特定の血液製剤を注射するという2つの方法があります。ただし、血液製剤に関しては医師と十分相談したうえで使うかどうかを決めましょう。

Q5. 予防接種の通知は来る?

  定期の予防接種は市町村が行うことになっています。個人通知や回覧板などで予防接種のお知らせをしています。また、届いた通知に記載されている時期に予防接種を受けるようにしましょう。ちなみに、通知は住民基本台および外国人登録台帳に基づいて行われます。出生届や転居届などは必ず出してくださいね。でないと、予防接種の通知が来なくなります。